執事の館に帰宅

名古屋市内にある執事の館に初帰宅した話です。

執事の館とは?

端的に言ってしまうと、お嬢様気分が味わえる予約制、会員制のコンセプトカフェです。
会員になるとメルマガが届いたり、帰宅予告(=カフェ予約)、お申し付けの品(=ネット通販)などが利用できます。
カフェと言いましたが、不定期でディナーもあります。

詳細は公式ページにて(https://www.butlers-house.net/

予約まで

出来た当初から存在は知っていてずっと行きたいと思っていましたが機会がなく、友人が行きたいと言っていたのに便乗して有料会員(3,000円)になったのが12月。帰宅の予定はまだ決まっていなかったものの、とりあえずなにかしてみたかったので12月のお申し付けの品を頼みました。(2月発送の品なのでまだ来ていません)
帰宅の予告をするにあたってどれぐらいで予約が埋まるのかを確認しようと(池袋の某店が戦争なので…)、土曜日の予約解禁日である2週間前の21時に張り付いてみたところ、そんなに一瞬で埋まるような雰囲気では無かったのでほっとしながら友人と予定を詰めました。

ちなみに館の場所は会員にならないと知ることができません。辺鄙なところだったらどうしようかな、と怯えながら確認しましたが、おそらくどこからでも行きやすい良い場所でした。助かりました。

帰宅日が決まり、シミュレーション通りにつつがなく座席を確保し、予約システムから友人に招待メールを送信。送られてきた文面を見せてもらったのですが、自分が登録した「○○お嬢様」みたいな名前(※お嬢様、は勝手に付く)が使用されるので変な名前にしないように気をつけようね……自分は普通に本名を入れていたので、初帰宅がツイッターのフォロワーとかじゃなくてよかったなって思いました。もしその時が来たらどうしようかな??
招待された友人が招待を承諾し、情報を入力するとこちらに予約確定のメールが来ます。これで予約は完了です。
帰宅前後の予定などを記入できるフォームができ、記載するとこれを拾って給仕中の話のネタにしてくれます。趣味や好きな音楽なども記入できます。空欄でも大丈夫ですが、最低限食べ物の好き嫌いやアレルギーは書いておくとよさそうです。

当日

10分前に着くように指示があったため最寄り駅に30分前に集合。事前に調べたレポで分かりづらいと書いてあったのを見たので早めに集まったのですが、普通に徒歩5分ぐらいで着いてしまい、近くのコンビニで10分ほど時間を潰しました。
でもまだ早いので入り口の前をうろうろしていると入り口からドアマンさんが出てきて目が合ってしまい、正直に早く着きすぎたことを伝えて待たせてもらいました。玄関の横に衝立があり、その内側の椅子で待つシステム。ストーブがあって暖かかったです。ドアマンさんが時間まで構ってくれ、そのまま館のルール説明などもしていただきました。ここで改めてアレルギーなどについて確認がありました。

玄関の中に入ったら給仕担当の執事さんを紹介していただき交代。ばあやのいるクロークに案内され、荷物とコートを預けます。ハンカチと化粧ポーチは持ち込みできるので、常備薬などはポーチに分けておくとスムーズ。

食事をする「白の部屋」へ移動。室内それぞれの角に2人掛けのテーブルが4卓あり、隣のテーブルとはレースのカーテンで仕切られています。背中合わせになる席との間には仕切りはありません。壁際のソファ席と向かいの椅子席がありましたが、正直ソファ席に座ると室内全てのテーブルが視界に入ることと、入り口側のテーブルだと執事さんが入ってくるところ(廊下で何やら準備をしているところ)などが全部丸見えだったので、椅子席の方が雰囲気は出るかもしれません。個人的には死角から突然話しかけられるのが苦手なのでソファ席で良かったです。

席につくとばあやがおしぼりを持ってきてくれました。ほかほかでいい匂いがしたので何の匂いだろうね、と友人と話をしていたのですが、ソファの後ろに置かれた加湿器が視界に入ってしまって、「なんかこういう匂いがする」と台無しなことを言ってしまう……(しかもいい匂いがするのは加湿器じゃなくてディフューザーとかそういうやつ)
おしぼりを受け取った瞬間になんとなく居酒屋みを感じてしまってダメなお嬢様でした。

水出しの紅茶とクッキーを出していただき、つまみながら暫し雑談をしていると、食べ物がたくさん乗ったワゴンが2台。その日に食べられるものが全て乗っていて、好きなものを好きなだけ注文できるシステムです。最初の1回しか来ないので、ここで頑張って覚える必要があります。基本的には食べ放題に含まれていますが、プラスアルファでお金がかかるものは都度説明してくれます。
初回注文で、食事ワゴンとデザートワゴンそれぞれ5品ずつぐらい、あとは飲み物を注文しました。

予約時に「お持たせの品を教えてほしい」にチェックをしていたので、追加購入して持ち帰れるものもここで紹介してもらえました。絶対買って帰ろうと思ってたやつがあったのに完全に2人して忘れていて、帰り道歩きながら「アッ」ってなりました……あれを買うにはまた帰宅せねば(使命感)

その後は次々に運ばれてくる食べ物をひたすら食していくターンです。1品ずつの量が少ないため、1枚のお皿に数品盛られて出てくるのですが、とにかく全体的にオシャンだし全部美味しい。すごい。語彙力がゼロになる味です(分かりづらい)
デザートまで一通り食べ終わったあたりで次の注文を聞いてくれました。案の定あまり覚えていなかったです……
館の中は撮影が禁止ですが、食べたものの写真はあとからDLできます。

特に好きだったのは、フォアグラのコンフィと京鴨のカナッペ仕立て(1月限定)、キッシュ(プレーン)、マカロン、スコーン、魔女の林檎(1月限定)です。体調が良くなかった(※頭痛由来の吐き気なので伝染るやつではないです)のであまり食べられず後悔していますが、本当は他にも食べたいものが色々ありました。また次回以降の帰宅でリベンジしたいです。

担当の給仕係さんが給仕の合間に来てくれてお話をしてくださっていたのですが、こういうところってやっぱりアニオタ向けというか、そういう方面の予習をめちゃくちゃされてる方々だなあと実感しまして。他のテーブルでの会話も聞こえてきていたのですが、どこもそんなお話をされていました。
サンシャインの観覧車に乗ると手帳に書いていたので3人からその話を振っていただいたのですが、全員にヒプマイのコラボ中だと思われていて(ヒプマイコラボは1ヶ月前に終わっています)、多分その時期に観覧車目当てで名古屋に遠征してきて帰宅されたお嬢様が多かったんだと思いました。面倒だったので3人目の時は訂正しませんでした。何が目当てか手帳に書くべきだったなあと反省。次回はアニオタの友達と帰宅します!

帰り(館は自宅なので「出発」ですが)の時間の前にお手洗いに行くか聞かれ、せっかくなので行ってきました。個室が2つあったので2人で案内されます。ロクシタンのハンドソープがめっちゃいい匂いだったのでハイテンションで使ってしまった……
マウスウォッシュとか生理用品とか、他にもなんか色々置いてありました。すごい。
お手洗いから戻るとテーブルには冷たいほうじ茶が置かれ、飲みながら話をしているうちに出発のお時間になりました。来たときと逆のルートでクローク→玄関に誘導されます。
玄関に食器棚があり、コラボ品のティーセットなどを紹介してもらいました。喫茶ポアロのもあった。これらはプラス料金を払うと指定できるはずです。指定せずともデフォルトがノリタケの高級な食器ぽかったので普通にすごい。

来たときとはドアマンさんが代わっていました。飲食店のシフトが切り替わる定番の時間を跨いでいたのでそういうことかなーなどと世界観を台無しにすることを想像していると、帰り際にめっちゃ温まってるカイロをくれました。最寄り駅とは別の路線の駅まで歩く予定だったので助かりました。

以上、オプションを何もつけずに料金は6,000円↑ぐらいでした。食べ放題なので、食べれば食べるほど実質無料に近づきます。名古屋にあるので池袋の某店に行く交通費より安い!すごい!(池袋の某店も好きです)